アパートやマンションの賃貸物件を借りるときには、立地場所や築年数などの条件によって部屋を選ぶでしょう。
部屋を選ぶうえで注意が必要な点の1つにシックハウス症候群があげられるのをご存じでしょうか。
この記事では、シックハウス症候群とは何かのほか、賃貸物件における対策と部屋選びにおけるポイントも解説するので、賃貸借契約を予定している方はお役立てください。
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シックハウス症候群とは
シックハウス症候群とは、室内環境が原因になって、体調不良や不快症状を引き起こす健康障害の総称です。
建材に含まれるホルムアルデヒドなどの化学物質のほか、建材だけではくスプレー類や化粧品、家具などに含まれる化学物質も要因としてあげられています。
また、空気中に舞っているダニの抜け殻やフン、カビの胞子も、シックハウス症候群の原因の1つです。
症状には個人差があり、軽度の段階では、集中力の低下や喉の痛み、鼻水、倦怠感、睡眠障害といった日常生活のなかで起こりやすい体調不良とよく似た症状がみられます。
重症化すると吐き気、めまい、頭痛、発熱、呼吸器疾患、アレルギー、癌などを引き起こしてしまいかねない住環境における困った問題です。
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賃貸物件におけるシックハウス症候群の対策
カビやダニの繁殖を減らすうえで、こまめに窓を開けて換気したり、換気扇を回したりして室内の湿気を除去するのが基本的な対策になります。
また、殺菌効果がある太陽の光を積極的に取り入れるのも簡単にできる対策の1つであり、畳やカーペット、寝具を日光干しすると良いでしょう。
なお、エアコンの除湿機能によって湿度を下げるとしても、エアコンの内部にカビが発生している可能性があり、注意しなければなりません。
内部にカビが繁殖しているエアコンの運転により、部屋中にカビを撒き散らさないよう、適切に清掃してください。
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シックハウス症候群になりにくい賃貸物件の部屋選び
2003年の建築基準法の改正によって定められた基準により、それ以降に建てられた建物であれば、シックハウス症候群になりにくいでしょう。
また、近年の住宅は外気の影響を受けにくいよう気密性が高い傾向がありますが、気密性の高い部屋でも換気は必要です。
部屋選びにおいて、24時間換気システムを設置している物件を選択するようおすすめします。
なお、心配なときには、シックハウス診断士に契約予定の賃貸物件を調査してもらうと安心できるでしょう。
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まとめ
シックハウス症候群は、建材や家具に含まれる化学物質が原因で体調不良を引き起こす健康障害です。
対策として、換気や日光の取り入れ、エアコンの適切な清掃が効果的です。
2003年以降に建てられた物件は、シックハウス症候群になりにくいため、部屋選びの参考にしてください。
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