最近は賃貸住宅でもできるスマートハウス化や家電が充実しており、電源を使うことが増えましたね。
なかには"コンセント数が足りない"といった不便さを感じている方も多いのではないでしょうか。
QOL向上のためにもコンセント数を増やしたいものですが、賃貸物件では勝手にコンセントを増設してもいいのでしょうか?
そこで今回は、賃貸物件での「コンセント増設」に注目し、許可や費用負担についてご説明したいと思います。
賃貸物件では許可が必要!コンセントを増設したい理由も伝えよう
コンセントを増設したいときはまず許可を取ろう
賃貸物件でコンセントを増設したい場合は、「大家さん」または「管理会社」の許可が必要です。
一般的に賃貸物件ではコンセントの増設はできない場合が多いのですが、交渉次第では増設することが可能です。
なかには増設してそのまま原状回復なしでOKというケースもあります。
許可を得るときは的確な増設したい「理由」を伝えよう!
コンセントを増設してもいいか許可を取る際には、納得のいくような理由が必要です。
次によくある増設したい理由をご紹介するので見てみましょう。
エアコンを設置したいがコンセントに届かない
エアコンを設置する際、設置場所やエアコンの大きさなどの兼ね合いからコンセントに届かないケースがあります。
エアコンがないと熱中症の危険性もあるため、賃貸物件のコンセント増設で挙げられることの多い理由です。
リビングのコンセント数が足りない
リビングは家族が集まる場所なので、必然的に家電を使う人数も多いエリアとなります。
テレビやパソコンはもちろん、スマートフォンやタブレットの充電やインターネットモデム、こたつや扇風機など上げるときりがなく、コンセントを増設したい理由として多く挙げられます。
キッチン・ダイニングのコンセント数が足りない
キッチンは冷蔵庫や炊飯器、電子レンジやポットなど継続的に家電を使用します。
それに加えて、ミキサーやコーヒーメーカー、ホームベーカリーや電気圧力鍋などといった補助的に使う家電も多いため、コンセント数が足りない理由として挙げられています。
このように増設の必要性が感じられる理由を丁寧に伝えてみるといいでしょう。
賃貸物件でのコンセント増設の費用負担者と費用額
コンセントの増設費用
実際にコンセントを増設した場合の費用相場は次のとおりです。
●コンセント新設:15,000円前後
●コンセント交換・差込口数の増加:5,000~8,000円
大規模な工事が必要でなければ、だいたい上記のような費用相場となっています。
コンセント増設の費用負担
賃貸物件を借りたのちに部屋に手を加えるので、大家さんや管理会社の許可を得て工事した場合でも、賃貸物件でのコンセント増設にかかる費用負担は一般的に「借主」が負うことになります。
この件に該当する内容が契約書に記載されている場合もあるので確認しておくといいでしょう。
また、原状回復を求められる場合もあるので、コンセント増設の許可をめぐる交渉時にはその点も含めて確認しておき、必ず書面で残しておきましょう。