部屋の間取りはじっくり検討していたのに、コンセントのことまで気がまわらなかったというミスはありがちです。
特に、暮らし始めてコンセントの数が足りなかったことに気付くこともよくあるもの。
今回は、住宅のコンセント数はいくつくらいが目安なのか、理由や注意点を解説しますのでぜひ目を通してみてください。
コンセントの数はいくつが目安?
コンセント数の目安:リビングはいくつ?
リビングは、家族全員に加えてゲストがくつろぐ可能性もある場所です。
日常的に必要な分だけでなく、来客時に備えて余分に用意しておいたほうがいいでしょう。
リビングでメインとなる家電といえば、テレビやエアコンでしょう。
間接照明などを利用する場合は、さらにコンセントが必要です。
ホットプレートなど食卓で使用する場合にも、コンセントが近くにあったほうが便利ですよね。
テレビの配線周りにも複数のコンセント、さらに移動式の家電などを使うことを想定した数を用意すれば不足はなさそうです。
コンセント数の目安:寝室はいくつ?
寝室を純粋に寝るだけの場所にしているのであれば、コンセント数は少なくて済みます。
エアコンや間接照明で使うために2か所用意しておけば足りるでしょう。
寝室で身支度やスキンケアをおこなう場合は、もう少し余分に用意しておくと安心です。
コンセント数の目安:キッチンはいくつ?
キッチンも、コンセント数が不足すると不便を感じやすい場所です。
冷蔵庫や電子レンジ、トースターなど、常時使うような家電の分はコンセントを用意しておく必要があります。
たまに調理で使う電化製品のためにも、余分にコンセントがあると慌てずに済むでしょう。
コンセント数の目安:書斎や子供部屋はいくつ?
書斎や子ども部屋には、エアコンや間接照明の他に、パソコンを使うためのコンセントが欲しいところ。
スマホの充電用にもあると便利なため、2か所くらいが目安です。
コンセント数の目安を決める際の注意点
①内覧時に確認
コンセント数は、内覧時にチェックしておくのがいいでしょう。
必要な分のコンセントがあるか、普段の生活を想像しながら内覧で確認するのがおすすめです。
コンセント数が十分にあれば、危険なタコ足配線をする必要もありません。
②家族構成
家族構成によって、必要なコンセント数は違ってきます。
家族が個別に過ごす部屋でのコンセントも重要ですが、家族全員が過ごすことが多いリビングには、多めのコンセント数を想定しておいたほうが安心です。
③動線のよさ
十分なコンセント数はもちろん、配置も最適な状態だと格段に暮らしやすさがアップします。
家族の動線を考えてコンセント数を考えると、より暮らしやすい家になるでしょう。
④家具の数
家電につなげるコンセント数はもちろん、家具の数にも気を配っておきましょう。
家具が多過ぎたり大きすぎたりすることで、コンセントが隠れてしまって使いにくいようなことは避けたいものです。