浴槽周りやタイル目地などは気にする方も多いですが、意外と盲点なのが浴室ドアです。
うっかり掃除を怠ってしまうとすぐにカビが出てきてしまいます。
そこで今回は、賃貸物件の退去時に困らないように、日頃からできる浴室ドアの掃除方法や注意点を解説します。
賃貸物件の浴室ドアを掃除する方法は?
ドアの浴室側は洗剤やお湯をバシャバシャとかけて洗えますが、脱衣所側だとそうはいきません。
そのためつい掃除を怠り、湿気とホコリがこびりついて結晶化し、頑固な汚れになりがちです。
後々困らないよう、以下の2点は気を付けておくべきです。
●通気口周りについたホコリはこまめに拭き取る
●入浴後は浴室をしっかり換気し、ドアの通気口周りに結露など湿気を残さない
脱衣所は洋服を脱ぎ着する場所なので、どうしてもホコリが舞ってしまいます。
そのホコリが湿気のある通気口周りに溜まると、固まって取りにくくなるのです。
しかし、こまめに雑巾などでホコリを拭き取っておけば、しつこい汚れになりません。
また、入浴後は換気扇を回したり窓を開けたりして速やかに換気し、湿気を飛ばしてホコリが定着しないようにしましょう。
それでもこびりつくような汚れがついてしまったときは、クエン酸などを含んだ酸性洗剤を吹きかけるか、洗剤を染み込ませたキッチンペーパーを湿布して数分放置してみてください。
そのあと濡れ雑巾で拭き取るとしつこい汚れが取れます。
賃貸物件の浴室ドアを掃除するときの注意点は?
ドアに付いたしつこい汚れを掃除するとき、気をつけなくてはいけないポイントがあります。
まず、むやみに漂白剤を使わないでください。
賃貸物件でよく見られるユニットバスなどは樹脂系のパーツが多く、ドア本体や枠にも樹脂製の部品が使われています。
樹脂は塩素系の洗剤に触れると「塩素焼け」を引きおこし、黄色っぽく変色する場合があるのです。
一度変色してしまうと元には戻せません。
また、浴室ドアを外して洗場合、部品が劣化していないかを確認してください。
浴室ドアは枠からドア本体がワンタッチで外せるようになっているものが多く、しつこい汚れが付いている場合はドアを外して掃除可能です。
しかし、古い賃貸物件などの場合細かい部品が劣化していると、ドアを脱着する際に破損してしまう恐れがあります。