マンションやアパートを借りる際、生活に必須の電気・ガス・水道などを契約します。
そのなかでも電気契約には、同時に使える容量を考え契約しなければなりません。
容量の表記はアンペア数と言われ、基本的には、物件での契約数が決められています。
しかし、同時に利用する電化製品などが多ければ足りない可能性も考えられます。
そこで今回は、賃貸物件でのアンペア数を変えたい場合の方法と注意点を解説します。
マンションやアパートでブレーカーが落ちてしまう方やこれから新生活をスタート、転居される方は参考にしてみてください。
アンペア数を変えたい場合の方法とは?
賃貸物件での電気の量を変える場合の流れは3ステップです。
大家さんまたは管理会社へ連絡する
お部屋はあくまでも所有者は大家さんまたは管理会社となります。
借り主は貸りているので勝手に契約数を変更することはできません。
理由は、電気の量を変えたい場合、ブレーカー取り換えや配線工事などが発生する可能性があるからです。
また、アンペア数を大きくした場合は、退去時に原状回復する必要があるため注意が必要となります。
契約している電力会社に変えたい旨を申し込む
基本的に工事が必要となるため、スケジュールを事前に開けとくといいでしょう。
工事の開始
これらのステップを経て工事が始まります。
アンペア数を変えたい場合の注意点とは?
アンペア数を変えたい場合の注意点は2つあります。
賃貸物件には限界容量が定められている
まず、マンションやアパートなどには、建物の安全を確保するために電気の最大の量が定められています。
そのため、希望のアンペア数を契約できない可能性が考えられます。
事前に賃貸物件を契約する前に電気の量をチェックすると良いでしょう。
変更後は1年戻せない
契約変更したあとは、原則1年間変更ができません。
そのため、1年以上住む予定がないのであれば変えることは控えたほうが良いでしょう。
理由は、賃貸物件は退去時に原状回復しなければならない義務が国土交通省のガイドラインで定められているからです。
長く住む予定があるのか、しっかり判断したうえで検討した方が良いでしょう。