賃貸物件をお探しの方のなかには、友人とのルームシェアを視野に入れているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ルームシェアは金銭面や防犯といったメリットもありますが、関係がこじれてしまうという可能性もあります。
今回はそういったルームシェアのメリットや注意点をご紹介します。
賃貸物件でルームシェアをおこなうメリット
ルームシェアの魅力は、何と言っても金銭面に余裕ができる点です。
家賃や食費、光熱費などは別々に住むより、一緒に生活したほうが節約になります。
金銭的な余裕が出る分、少し条件の良い物件に住んだり、良い家具を揃えたり、生活の質を上げることも可能です。
また、一人暮らしの場合は料理や洗濯、掃除などの家事をすべて自分で行わなければなりません。
しかし、誰かとルームシェアしている場合は、分担することによって自由な時間を確保しやすくなるというメリットもあります。
さらに、誰かと一緒に暮らしているほうが防犯対策の面で安心感があったり、話し相手がいるため、何か起きたときにすぐに相談できたりする点もルームシェアの大きな魅力です。
このほかにも、シェアメイトがいることで本やCDなどの貸し借りや不在時の荷物の受け取りなど、ちょっとした頼みごともできます。
賃貸物件でルームシェアをおこなうときの注意点
メリットが多いように感じるルームシェアですが、シェアメイトが家賃や光熱費、食費などの生活費を滞納する可能性があるのです。
こうなると家賃や生活費が負担になりかねません。
家事の面でも、仕事や勉強などの量に大きな違いがあった場合、家事の負担がどちらか一方に偏る可能性も考えられます。
また、同じ空間を共有することになるため、プライベートな時間や空間が少ないという注意点もあります。
トイレやお風呂は共用となりますので、好きなときに使えないケースや、物音や気配などで集中できない、あるいは眠れないというケースもあるのです。
さらにルームシェアの場合、友人を部屋に呼びにくいと感じる方もいらっしゃいます。
仮に頻繁に部屋に友人を招いてしまうと、揉めごとに発展してしまうかもしれません。
このほか、あまり考えたくはないことですが、シェアメイトに持ち物を盗まれてしまうケースや、壊されてしまうという可能性もあります。
さらに、場合によっては一方的にルームシェアを解消されてしまい、引っ越さなければならないという事態にもなりかねません。