賃貸物件で暮らしていると、ときには設備故障で生活に支障をきたしてしまうこともあります。
たとえばトイレやお風呂が故障したとき、貸主である大家さんや管理会社が対応するのですが、場合によっては家賃が安くなることもあるため、覚えておきましょう。
そこで今回は、賃貸物件での暮らしをご検討されている方・もしくは住まわれている方に向けて、設備故障が起きた場合の家賃についてご説明いたします!
賃貸物件で設備故障が起きたとき家賃が減額されるのはどんなとき?
賃貸物件で設備故障が起きた際、何らかの理由で大家さんや管理会社の対応が遅くなってしまった場合、家賃の減額が可能です。
また水漏れで室内が水浸しになる、給湯器が壊れてお風呂に入れない、トイレの水が流れないなど、日々の暮らしが不便になるほど設備故障の程度が深刻な場合も、家賃が安くなる対象です。
設備故障が借主に原因がある場合は対象外となるので、設備が故障した際は以下のような原因をつくっていないか確認しましょう。
・トイレの水が流れない原因は一度にたくさんのものを流して詰まらせたから
・エアコンの故障の原因はフィルターなどの清掃を怠ったから
・窓ガラスが割れた原因は不注意で物を窓にぶつけたから
まずは賃貸物件のお部屋は大家さんから借りていることを意識して、設備は大切に扱うことを心掛けましょう。
賃貸物件で設備故障が起きた際の家賃減額の算出方法は?
賃貸物件で設備故障により家賃から引かれる場合、その金額の目安となる算出方法は以下の通りです。
家賃×減額割合×(設備故障の期間―免責日数)
免責日数は業者を依頼し、修理をおこなうまでの最短期間の目安なので、免責日数内に対応がおこなわれた場合は対象外となるので気をつけましょう
状況別の減額割合と免責日数の目安は、以下の通りです。
<故障個所:減額割合・免責日数>
・トイレ:30パーセント・1日
・お風呂:10パーセント・3日
・電気:30パーセント・2日
・ガス:10パーセント・3日
・水道:30パーセント・2日
・エアコン:5,000円・3日
これらの数値を先ほどご紹介した算出方法に当てはめると、引かれる金額を算出できるので、参考にしてください。
またお風呂に入れず銭湯を利用した場合、銭湯代を大家さんが負担するケースなど家賃以外で金額を保証するケースもあるので、双方でしっかり相談してくださいね。
まとめ
今回は賃貸物件での暮らしをご検討されている方・もしくは住まわれている方に向けて、設備故障が起きた場合の家賃についてご説明いたしました。
ご紹介した金額の算出方法は目安なので、双方でしっかり話し合い、お互い納得したうえで設備を修繕しましょう。